◆山口のホテル、西側に被害集中真下にボイラー室、食堂
2009/06/03
山口県美祢市の「山口秋芳プラザホテル」で22人が病院に運ばれ、うち1人が死亡した事故で、被害は真下にボイラー室と食堂がある建物3階西側に集中していることが3日、山口県警への取材で分かった。県警は、死亡したカメラマン川副浩明さん(26)=京都府木津川市=の死因を一酸化炭素(CO)中毒と断定した。COの比重は空気より若干軽く、下層階で発生した場合ゆっくりと上昇するため、県警はホテルを現場検証してボイラーや換気設備、食堂の状況を詳しく調べた。学校関係者やホテル関係者らから事情を聴き、業務上過失致死傷容疑で捜査を進める。また、川副さんや最初に倒れているのが見つかった看護師がいた3階で、事故発生から約3時間後、高濃度のCOが検出されていたことも判明した。県警美祢署によると、ホテルは地上3階地下1階。看護師が3階西端の部屋で倒れ、北隣の部屋にいた川副さんが死亡した。救助のため駆け付けた教員も近くで倒れ、うち1人が一時意識不明となった。真下の地下はボイラー室で1階は食堂。食堂にはこんろもあった。県や県警によると、2日に病院へ搬送された大阪府高槻市立松原小学校の児童6人は全員退院。ほかの児童らも修学旅行の予定を取りやめて3日、大阪へ戻った。診断の結果次第で、さらに消防隊員ら9人が同日中に退院できる見込みで、ほかの6人も容体は安定しているという。
【共同通信】
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