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◆大津市・円満院の重文を落札宗教法人が10億超で
2009/06/01
大津市園城寺町にある平安時代後期創建の門跡寺院「円満院」の国の重要文化財「宸殿」や、名勝・史跡指定の庭園が大津地裁で競売にかけられ、滋賀県甲賀市の宗教法人が約10億6700万円で落札していたことが1日、地裁への取材で分かった。大津市文化財保護課は「寺が重要文化財を競売にかけるケースは珍しい。適切な保存に努めてもらいたい」としている。大津地裁によると、落札されたのは宸殿や美術館など9棟と、庭園を含む敷地約1万4千平方メートル。競売は4月23日に公告され、売却基準価額は1億4964万円だった。応札したのは宗教法人だけで、5月26日に落札した。地裁は今月2日に売却許可決定の可否を判断し、利害関係者の異議申し立てがなければ、10日に確定する。円満院は墓地経営などで多額の負債を抱え、1997年に狩野派の絵師が描いた宸殿のふすま絵を売却。これまで土地と建物も競売にかけたが、不成立に終わっていた。宸殿は桃山時代の典型的な書院造りで、1647年に京都御所から移築されたと伝えられる。
【共同通信】
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